放射能物質ではなく放射性物質
3月11日の東日本大震災の影響による福島の原発事故の日から放射能や放射線、放射性物質の単語を毎日のように耳にするようになりました。
その中でもたまに目にするのが放射能物質という言い方です。
これは間違った言い方なのです。
まず、放射能は放射線を出す能力をさします。
そして放射能を持つ物質を放射性物質というのです。
そのため正確には放射能物質という表現はしないのです。
それでも放射能を持つ物質だからつい放射能物質と言ってしまうんでしょうね。
こういった些細な間違いでも、新聞やネットのニュース記事やコラムなどで見かけると、知識がない人や専門家じゃない人が語っているのかなって思われてしまい、その発言の信憑性が問われるようなことにもなりかねません。
放射線は目に見えませんし、放射性物質の汚染は日本の広範囲で確認がされています。
多くの人が不安な中で、正しい情報が必要だと思います。
そのためにも正しい言葉を使うことがとても重要だと思います。
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