放射能物質にどこまで注意したらいいか
最近は原子力発電所の事故を受けて、放射能物質に対する警戒が強くなってきている。
農産物の放射能測定や、産地の表示に気をつけるのはもちろん、地域の役所や病院などでも、放射能測定機器の貸し出しを行うなど、身近なところの放射能にも関心が高まっている。
放射能は目に見えない力だし、放射性物質も気にしなければ普通のホコリと区別する
ことはできない。
それだからこそ、測定結果の表示や報道などに関心が集まるのは当然だろう。
しかし、放射能は、なにも原子力発電所からのものだけではない。
強度は低くても、空からも常に降り注いでいるし、地面の中にも放射性物質は含まれている。
実験研究施設では放射性物質を扱うところが、意外と街中にあったりもする。
もちろん、人の管理から外れた放射性物質に対して警戒をすることは重要だが、放射能は、継続的に浴びることで被害が大きくなるので、こうした日常生活の中にある放射能に対しても、関心を向けていく必要があるだろう。
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